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2017-09-12

中学校家庭科の授業でだし教室

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こんにちは。

だしキッチンまんまるの河口です。

 

昨日は中学2年生の家庭科の授業に呼ばれてだし教室をしました。

・だしについて

・和食とだしについて

・だしと水について

・4種類(かつお節・昆布・いりこ・乾しいたけ)のだしのテイスティング

・かつお節・昆布でおだしをとり、お吸い物を作る

・かつお節のだしがらでお好み焼きを作る

 

以上の内容でお話しと実習をしました

子ども達、真剣なまなざし(物珍しさもあってか)で聞いてくれました~

 

出だしは好調に見えたのですが、

 

だしの話しを始めたところ・・・。

そもそもおうちでお味噌汁を作るところを見たことがない、または記憶にないという

生徒が2/3くらい…。

 

おうちで粉のおだしなのか、液体なのか、お味噌に入っているものなのか

聞いても???

 

料理するところ見たことある?

と聞いても「・・・」。

 

いやいや、私の質問の仕方があまりよくなかったのかもしれないし、

何を聞かれているのかわからなかったのかもしれないし。

と思いたい。

 

 

じゃあ、普段の食生活ってどんな感じなんだろう?

 

 

子どもたちにとって、台所は遠いのか?

お料理作ったり、材料に興味があったりするのかな?

どんなご飯が好きなのかな?

といった質問も今なら出てくるんだけど、

この時は軽くパニクッてしまって質問も思いつかない(笑)

 

それに

「だし」の説明はしたいし、楽しんでもらいたいしで

気を取り直してテイスティングへ突入~

 

「なにこれ・・・」

「なんかにおいが・・・」

「なんかまずくね?」

とザワザワ

 

あれっ?ちょっとこれまた反応が予想外

まあ、味もついてないし、こんな感じなのかぁ~

と思いながらブレンド・うまみの相乗効果をすすめる

 

1人の男子生徒がごくごくと飲んでくれている^^

嬉しいなぁ~~

 

生徒みんなにどのおだしが好きか聞いてみたところ

 

かつお節のおだしが一番人気でした!

 

おしょうゆを入れるのを勧めると、

「やった~!」と言いながら飲んでくれました。

「塩は少しでいいよ」と言っても

たっぷり入れてしまう子ども続出~~

 

いい塩梅は難しいね。

 

おだしのいいとされる塩分濃度を伝えて

それをふまえてお吸い物を作りました。

みんな塩辛いだしに懲りたのか、慎重にお塩を入れたおかげで

おいしいお吸い物ができました!

だしガラのお好み焼きも時間ギリギリになりながら

作って食べて。

給食の後だったのに、みんなよく食べてくれました!

 

とっても感心したのが、片づけをきちんとしていたこと。

今回使う食器やお鍋なども前日にみんなで洗っておいてくれたそうです。

先生がきちんと指導されているんだな~

 

私は説明が終わったところで、もう声に力が入らないくらい体力つかっていた事に気づく。

先生は30人の生徒相手にずっと話し続けて片付けも指導して、本当、エネルギーがたくさん

必要になるお仕事なんだなぁ~!

それを毎日されているってすごいです!!

 

今回、だしソムリエの私を呼んでくださった、家庭科の先生と理科の先生

子どもたちの「本物の食に触れる機会を少しでもふやしたい」との想いや試みを語ってくださいました。

そんな行動力のある先生がたのおかげで私も初めて学校で授業をすることができました。

貴重な機会をありがとうございました。

 

子どもたちに本物の味を伝える

もっともっとしていこう、と心に火がつきました。

私にも伝えることがある。

そう、思えました。

生徒の皆さん、この機会を与えて下さった先生、とくしま県民活動プラザの皆さん、

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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