旅つれづれ記 北海道その4
こんにちは。だし伝道師の河口です。
主婦歴18年、3人の子どもを育てながら、
最近はおだしをお伝えすることを生業としています。
今の私は、46都道府県を旅したことが
だし伝道師の道へと続いているかもしれないと思い
つれづれ記をつれづれなるままに書いています。
今日はその4回目。
北海道、でっかい道
農業体験のため、北海道へ行くことに決めた私。
旅つれづれ記その2はこちらから
バイクで一人、フェリーで行くことにしました。
バイクのお話しはこちらから
サンフラワー号(現さんふらわあ)で大洗港➡苫小牧港へ
前回のお話しはこちらから
農業体験は2か所、
酪農と農業のおうちに2週間ずつお世話になりました。
酪農家のおうちは
北海道のど真ん中、芦別市。
富良野の隣、丘陵地帯が広がっていました。
おじいちゃん、おばあちゃん、Yご夫妻、小学生の姉弟2人の6人家族。
早朝と夕方に搾乳をして
昼間は牧草を刈ったり畑の手入れをしたり、
時には近所の畑でジャガイモ掘りのお手伝い。
お手伝いのことを「でめんさん」と呼んでいた記憶があります。
丘陵地帯のため、トラクターが斜面をのぼれないので
掘り起こしたジャガイモを
袋やコンテナーに手で入れていきます。
延々と続くジャガイモの道。
中腰の作業はきつかったけれど
北の大地に溶け込むみたいで、とっても気持ちがよかった~。
「よく働くね~。お嫁においでよ~」
と言われながら、お茶をいただいて。
搾乳は前搾りといって、手で少し搾って
乳腺炎などの病気になっていないか確かめてから
乳房をきれいに拭いて搾乳機をつけます。
牛は気に入ると(?)
べローン
と舐めてくるので、
無防備に背中を向けるのは危険です(笑)
牛舎の掃除や餌やり、子牛のお世話。
牛は決まった時間にお世話をしないと調子が悪くなるので
休みがありません。
どういう条件があれば若い人に
酪農家を仕事の選択肢に選んでもらえるか、
ということや
休暇(まとまった休み)がとれるような体制づくり
といったことなども
よくお話しされていました。
毎朝、搾りたての牛乳を沸かして作る
カフェオレも大好きでした!
家族のように過ごさせたもらった2週間は
あっという間に過ぎていったのでした。
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河口 晶
Dashi Kitchen ZEN(だしキッチンZEN)
だしソムリエ認定講師
「おだしがわかると料理が変わり、生き方が変わる」を信条に
おだしがイチからわかる教室を英語と日本語でしています。
水出しだしパック「阿波の国 一夜だし®膳」製造販売。
木樽仕込みの発酵文化プロジェクト主宰
好きな言葉は
Life is beautiful!
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